YEG通信WEB版

尾田政和 出向委員インタビュー「汗と恥はかいたもの勝ち」

氏名
尾田 政和
社名
㈱アバンス
入会
平成30年12月

今年度より中国ブロックYEG連合会に交流委員会が設置され、鳥取YEGから尾田政和君が出向しました。
出向の1年間を振り返っていただきました。

※令和2年2月15日発行YEG通信掲載インタビューの完全版です。

インタビュー

Part 1 中国ブロック出向について

Q:

中国ブロック交流委員会出向の活動内容を教えてください。

尾田:

中国ブロック36単会から出向した43名のメンバーが、4つのグループに分かれ活動しています。私は広報グループで主に中国ブロックYEG通信の作成・配信を担当しています。

Q:

中国ブロック交流委員会出向で印象に残ったことはなんですか?

尾田:

私自身、単会経験が浅く不安でしたが、出向者の多くは、経験豊富なメンバーで、YEGへの熱意と結束力が本当にすごく、すぐに打ち解けられました。スキルが高い方ばかりで、とにかくレスポンスが速く勉強になりました。

Q:

出向で訪れた地での思い出を教えてください。

尾田:

初回出向の地が山口県防府市でした。前年の中国ブロック大会で防府を訪れた際に防府天満宮で息子の受験合格祈願をさせていただき、合格の御礼参拝ができたことで思い出の地となりました。
出向でなければ訪れることのなかった地へ行かせていただくことは大きな経験となりました。

Q:

今後中国ブロックへ出向するメンバーにアドバイスをお願いします。

尾田:

出向メンバー同士が楽しんで仲良くなることが、単会の架け橋の重要な一歩になると思います。大変なこともありますが、出向者自身、仲間作りを楽しんでください。

Part 2 YEGについて

Q:

YEGに入会したきっかけを教えてください。

尾田:

たまたま参加したセミナーで、たくさんのYEGの方と交流したことがきっかけで、入会のお誘いをいただきました。
それまでは団体は得意ではなかったのですが、紹介者の方に熱意を持ってお誘いいただき、貴重な経験ができるチャンスと考え入会することにしました。

Q:

YEG入会のメリットはなんだとおもいますか?

尾田:

人生で経験できる職業の数はそんなに多くはないですが、YEGでは160名を超える様々な業種の会員と出会えて、経験談を聞けることがメリットだと思います。
結果として、業種は違っても社業にフィードバックできることがたくさんありました。

Q:

YEGのやりがいはなんだとおもいますか?

尾田:

ある先輩からYEGは大人の部活だと言われたことがあります。
まさにその通り、本業が忙しい中、一つの事業を時に真剣に、時に子どものように楽しみながら取り組んでいく喜びは他にないものだと思います。
自分が携わった事業では、会員交流企画「ガチンコ映像クイズ」が印象に残っています。みんな笑顔に溢れ本当に楽しい現場でした。

Q:

YEGと仕事や家庭との両立はどうされていますか?

尾田:

正直かなりしんどかったです。
会社も創業期で忙しく、家族からは飲み会が多いといわれることも多かったですが、少しずつ理解してもらえています。
会社のスタッフにも迷惑をかけることもありましたが、最近はスケジューリングがだいぶ養われてきて、効率よく捌けるようになってきました。
できないことを仕分けして削っていくことがコツだと思います。

Part 3 社業について

Q:

現在の職業や起業に至った経緯を教えてください。

尾田:

株式会社アバンス(鳥取市的場)という生命保険代理店をしています。
工業高校出身で、以前は営業経験もなく、工場に勤めたり設計士をしたりしていました。29歳で結婚するときに初めて自分の保険や貯金などに関心を持って勉強するようになりました。そこから興味がわいて保険の営業職に転職しました。
今は営業だけなくマネーセミナーの講師もしています。金融の知識を子供たちに伝えるため、小学生向けのセミナーもはじめました。

起業をしたのは、職業人生も折り返しを迎えて残りの半分は自分で経営してみたいなという気持ちが強くなったからです。
経営者をやってみて正直「めっちゃえらい」です。それまでは営業だけしていれば良かったですが、今は事務仕事、経営から何からすべてに気を配らなければいけないので本当に大変です。
でも未知なる経験なので楽しんでます。

Q:

自社のセールスポイントや商品の魅力を教えてください。

尾田:

お客さまには「保険は多く加入する必要はない」と言っています。
公的保険制度が充実している日本では、本当に必要な保険ってそこまで大きくないですよね。自分が研究した保険の現実をきちんと伝えて、お客さまに必要最小限の保険を販売しています。そうなると1件あたりの売り上げは下がるわけですが、数で補うしかないので、ほとんど休みはないです(笑)。

私は仕事でアポイントはとりません。ほとんどがお客様からのオファー、ご紹介です。
仕事の3分の1は県外で、週末は県外に出張していることが多く遠くは東京、福岡、岡山、大阪、島根まで広く活動しています。移動も多いので大変ですが、お客様の一生のことに関わる仕事なので、自分がしんどいとかはあまり気にならないです。

Q:

どのような人材を求めていますか?

尾田:

月並みですが、謙虚で素直な人。特に謙虚さです。謙虚さは自信のなさだと思います。自信がなさそうな人の方が私は良いです。

そもそも私自身「自信がない」です。昔から人見知りで人としゃべれないタイプだったので。親や先生に「自信を持て」とよく言われましたが、どうしてよいのか、未だにわかりません。私の場合「自信がない」ことが営業では武器になったと思っています。しゃべりが苦手な分、お客さまの話を聴く力が身につきました。自分がすごいのではなく、すごいのは時間を作って頂き、お話しをご理解頂き、決断頂いた、お客様がすごいだけ、下手に自信をもってしまうと成長が止まってしまうのではないかと思います。そういった価値観を共有できる人材を求めています。

Part 4 素顔の尾田政和さん

Q:

一番の趣味を教えてください

尾田:

旅行です。オフにするためには電話がかからないところに行きたいので海外ですね。来月子どもと海外に行きます。家族で年3回くらいは行っていますね。死ぬまでに50か国は行きたいと思っていて、今のところ20か国くらいです。

おすすめは東南アジアです。スリランカ、カンボジア、ベトナムみたいにちょっと不便なところに魅力を感じます。日本に帰ると改めて日本の良さも再発見できますしね。それが子どもにも良い教育になります。個人旅行でガイドブックもなしで路地裏の店とか行くのが楽しいです。言葉もいくつか単語を覚えておけば案外通じるものですよ。

Q:

休みの日はなにをして過ごしていますか?

尾田:

料理ですね。特にカレーが大好きでキッチンで飲みながらが最高の癒しです

Q:

一番大切にしているものはなんですか?

尾田:

健康とお金と仲間ですね。欲張りですが、この3つはどれがかけてもいけないと思っています。健康は日々サプリを飲み、アルコールも極力控えています。運動はしたいけど、今はできてないですね。余裕ができたらジムに行きたいです。55歳で引退して奥さんと世界一周旅行するという目標をもって日々の仕事を頑張っています。

Q:

最後に言い残したことなどあれば一言お願いします。

尾田:

私は昔から人見知りで、人前で話す仕事をするようになったときに、友達で司会をしている女性に緊張しない秘訣を聞いたんです。そしたら「私もいまだに緊張するし、持った紙も震えている。緊張しなくなったらプロとして終わりだと思っている」と言われました。かっこいいですよね。それを聞いたら自分みたいな素人が恥かいてもいいやと吹っ切れて、そこからペーパーなしで講演に臨むようになって、うまくいくようになりました。その時から「汗と恥はかいたもの勝ち」という思いで何ごとにも取り組んでいます。

インタビュー・構成 総務広報委員会