YEG活動特集②カレーを使った「星取県」の取組みPR。星取カレーに秘めた想いやメッセージを紹介!
2021年3月29日New
星取県って聞いたことがありますか?
聞いたことがあるという貴方。
「なぜ星取県と呼ばれているか」を知っていますか?
星取県の意味や取り組みは意外と知らない方も多い。
せっかくの取組みを知ってもらっていないのは大きな損失だ!
そう考え、2019年に鳥取YEGでは「星取カレー」を商品化し、販売まで行いました。
分かりづらい?と言われる「星取県」の意味や価値。
そしてわたしたちが「星取カレー」に秘めた思いなどをご紹介していきます
星取県の成り立ち・ネーミングについて
なぜ星取県なんだろ??
鳥取県が「なぜ星取県と名乗っているのか?」
知らない方も多いと思いはずです。
鳥取YEGでも入会歴が3年未満のメンバーが多くなり「星取県」についての理解が浅い人もいるの現実です。
まずは「星取県」についての理解、取り組み、成り立ちについて簡単にご説明します。
県内各地で「天の川」が見え「流れ星」も見やすい県です
鳥取県はどの市町村からも天の川が見えます。
実は・・・星空観光スポットとして有名なのです。
ロマンチックな流れ星も日常的に見えちゃいます!
そんな鳥取県は県内全域で美しい星空が見えることから、鳥取県の星空を皆様に楽しんでいただきたいという願いを込めて星取県を名乗っています。
環境省が過去10年間の間に20回実施した星空調査において12回も、日本一に輝いた実績を誇っているんですよ
17年4月からは「星空条例」も施行されました。
平成30年から「星空保全条例」を策定し、美しい星空を保全する活動に全国の自治体に先駆けて取り組んでいます。特に、優れた星空環境を有している県内地域を「星空保全地域」に指定し、屋外照明に基準を設けたり、星空環境の振興に対して必要な支援を行なったりしています。星空観測の障害となる光害の防止にもサーチライトを規制するなどして全県をあげて積極的に取り組んでいるのが特徴です。
星取県と鳥取YEGの関わり
県の愛称を「星取県」として広めようという「星取県プロジェクト」を推進した団体がありす。
それが・・わたしたち鳥取YEGなんです!
星取県推進活動として、鳥取YEGは「星空」を地域資源として活用し広く発信することが鳥取県の発展に大きく寄与すると考え、「『日本一美しい星空』で『鳥取に元気』を!!」をテーマに、星取県推進の提唱とともに、さまざまなPRや観光イベントを実施しています。
星取カレーでより多くの人に認知と興味喚起を
2019年は「星取県」の取り組みスタートして4年目にあたる年でした。
星取県の更なる認知と理解を広めるために何をするか?
これが委員会に課せられた大きなテーマでした。
「星取県」を県外の方にもっと正しく広めるためのツールとして何が良いか?
委員会メンバーで話し合った結果「カレーが良いのではないか?」と決まりました。
竹炭を使い、黒いルーで「夜空」をイメージしたカレーです。
お肉は大山どりを使っています。
星形の金箔をちりばめると、星取県をイメージした盛り付けに。
星取カレーの生まれた背景
イベント的なものを開催したり、商品化してみるなど色々な案がありました。
しかしそれらは「ターゲット」も曖昧ですし、作り手の達成感や満足感だけで終わってしまいがち。
過去にもYEGとて商品化を行った例はありました。
しかし「つくること」ではなく「広めて、定着させること」が目的でありゴールです。
つくること・・・これは案外簡単で、「正しく・知ってもらう」ということが難しい。
どうすれば「知ってもらえるか」
それが大きな課題でした。
そう考えた時、「企画、商品化、販売」のすべてのフェーズに携わる必要があると分かりました。
企画制作など商品化で終わるのではなく、実際に「届ける広める」というフェーズに携わるべきだと。
対面で説明しながらの手売り。。。
原始的ですが、そんなアナログ活動は情熱温度ももっとも伝わりやすく、伝播しやすいと思ったのです。
「見てもらう、知ってもらう」
↓
「ストーリーや価値、背景を伝える」
アナログで「自分たちの手で売る」ということには大きな意味があります。
星取の認知を高めるとは「サイコロの面」を書き換えることだ
星取県といっても、知名度もまだまだ。
コナン空港、鬼太郎ロード、蟹取県・・・・いろいろなイメージが皆さまの頭の中にあるでしょう。
認知をあげるとは、みなさんが持っている「鳥取県」というイメージ(サイコロの面)に「星取県」という面を加えてもらうことです。
皆が振っている「サイコロの目」に「星取県」という面を刻みたい。
「ああ、鳥取県って星がきれいなんだよね」
「星取県って呼ばれているよね!」
という会話が増えることこそ、星取県の広がりには重要だと考えました。
なぜ数ある選択肢の中から「カレー」を選んだのか?
もちろん、鳥取市のカレールー商品量が多いということもありました。
ちなみに1位の理由は..
- 米どころであること
- ラッキョウの生産量
この2つの要因が絡んでいるのでは?と言われています
しかし一番いいなーと思ったのは「五感に訴えかけられる」という点です。
五感に訴えかけられる「カレー」はとても最適だと思いました。
香り、見た目やデザイン、味、コンセプトや星取の説明、手に取ってもらえる・・・
贈答品やプレゼントとしても渡せるようなデザインパッケージにすれば、「星取県って何?」という会話も生まれ、買った人が贈る人に伝えていく・・・
そんな可能性を秘めていると思うのです。
モノを広めるための要素
せっかく良いものをつくっても知られなければ無いのと同じです。
そういった意味で以下のことを考慮しました。
カレーというツールはすべてを満たしていると感じました。
カレーに「ユニークな価値の提案」をつけることができれば、必ず売れると自信がありました。
星取の夜空をイメージし、竹炭を利用することで女性をターゲットにヘルシーさを打ち出しました。
さらに星形の金箔をオリジナルで加えることで、見た目にもGoodな商品になったと思います。
味に関しても何度も委員会で試食を行い、改良を重ねました。
星取カレー販売の実施について
ターゲットは「県外の方」とし、東京大阪の2か所でセールスを行いました。
東京では新橋の「とっとりおかやま新橋館」のブースで2回に渡り販売を行い、大阪では日本生命さんの本社ビルで販売をおこないました。
お米も美味しいと好評でした
【主要販売プロモーション実施日】
2020.1/19、2/1,2/2(とっとりおかやま新橋館)
2020.1/28 鳥取県知事 表敬訪問
2020.2/12 2月例会 PR販促
2020.2/14(鳥取県物産展 日本生命東館2階食堂ロビー)
(1)事業名称: 星取カレー推進PR事業(商品化と販売PR)
(2)実施日時: 令和元年11月27日~3月14日
(製品開発:~12月末日 販売PR:1月~3月14日)
星取県のさらなる広がりを願って・・・
2019年、「星取県」の取り組みスタートして4年目にあたり、県外への更なる認知と理解を広めるために「星取商品の開発(カレー)」と「販売・PR」まで担えたことは意味があったと思います。
単に「制作して終わり・・」ではなく、自分たちで「知ってもらえる場」をつくり、対面で星取県について説明しながら、東京・大阪で販売活動を行えたこともメンバーにとっても大きな体験でした。
外部からの問い合わせや評価も高かったため、将来的には事業化なども可能になる「切り口」になったのではないかと感じた事業でした。
まだまだ星取の定着や普及には時間も必要だと思います。
今回はカレーというコンテンツで星取推進を図りました。
他にも体験型、たとえばグランピングなど滞在型事業を絡めることで唯一無二のコンテンツを作り出すことは可能なのではないのでしょか。