鳥取県立青谷高等学校にて「職業人に学ぶ」講演会を実施しました

2022年1月21日New

2021年11月19日（金）、鳥取県立青谷高等学校にて「職業人に学ぶ」と題した講演を実施しました。

学生たちの職業意識を形成する取り組みの一環として「地元で活躍する職業人からお話をいただきたい」と青谷高校より依頼を受け、商工会メンバーが本講演会に講師として参加することとなりました。

講師には鳥取法務少年支援センターの下村氏、そして商工会議所メンバーからは西川ピアノ調律所のオーナー・西川氏と、株式会社Webもりの代表取締役・大森氏が登壇。仕事についてそれぞれ30分程、講演をしました。

鳥取県立青谷高等学校

〒689-0501 鳥取県鳥取市青谷町青谷２９１２

鳥取県立青谷高等学校は、普通教科を学習する文理探究系列コースのほか、ビジネスや保育、芸術を学べるコースなど特色あるカリキュラムを持つ学校です。
高校卒業後に就職をする生徒も多く、本講演のような職業について理解を深める取り組みなども行っています。

下村氏の講演│今、興味のあることを一生懸命に

下村氏の講演では、法務教官の仕事内容と、自分がなぜ法務教官という仕事を選んだのかというきっかけについてお話しいただきました。

19歳のころ福祉を志して進学した大学の近くで、13歳の子供がいじめを苦に自殺するという事件が発生。それがきっかけで”若者に寄り添う仕事に就こう”と思ったのだそう。仕事選びのきっかけはどこにあるかわからないものです。

また、下村氏は学校生活で学んだことは全て今の仕事に活きるとして、挨拶や掃除なども含め、学校で学んだことを役立てようとする気持ちが大切だといいます。

高校生に向けて、「今は選択肢が多く悩むかもしれないが、紆余曲折をしつつ今の自分にとって興味のあることを頑張っていくように」と伝えました。

西川氏の講演│やるべきことを決め、しっかりやり切る

西川氏の講演では全員が輪になり、将来叶えたいことをテーマに西川氏が生徒一人ひとりと対話する形で進められました。

生徒自身が将来について考えを深められるよう、西川氏がリードして次々と言葉を引き出し、終始生徒の声が聞こえる楽しげな講演となりました。

「自立した大人になりたい」という生徒に対して、「自立しているとはどういうこと？自立していないとはどういうこと？」などと質問。こうした対話を通して生徒たちは自分が具体的に何をしたいのかを明確にしていけたのではないかと思います。

最後に、「レベルの低い学校も、レベルの高い学校もない。自分でやるべきことを決めてやりきることで自分たち自身で学校を盛り上げてほしい。」と激励されました。

大森氏の講演│まずは行動、チャンスが来たら一歩踏み出す

大森氏の講演では、ウェブの仕事についての説明と、仕事の楽しさや大変さなどを紹介。

高校生が楽しんで聞けるフラットな語り口調で、顧客に選んでもらうためには価値を提供しないといけないこと、そのためには苦労も必要とのこと。苦手なことにもチャンスがあれば挑戦する大切さを語りました。

また、仕事観やお金の動きなどを理解するには実際に働いてみることが大切だと語り、生徒たちにアルバイトや起業などを通して積極的に社会に関わってみることを勧めています。

「こうして講演を聞いても実際に行動に移せる人は少ない、一歩踏み出すだけで先を行ける。チャンスがあれば行動してほしい」と学生たちの背中を押しました。

生徒たちの声│前向きな感想が多数

各講演の最後には、生徒たちから挑戦してみる大切さや就職についての前向きな感想があり、本講演が職業観についてきっかけを与えるものとなったことが感じられました。

先生方からの声│生徒にとって貴重な機会

講演後のフィードバックでは先生方より「外部の方からのお話が聞けて、生徒たちにとって貴重な時間になったと思う。」との好評の声をいただきました。

今回、企業人と触れ合う機会の少ない学生達に、地元で働く人の生の声を届けることで仕事について身近に感じてもらうことができたのではないかと思います。

商工会議所として、地元に根差して働く子供たちの職業意識を育てることも大切な活動の一つです。
商工会議所は今後もこうした地域貢献の活動を積極的に行っていきます。

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私たち鳥取商工会議所青年部（鳥取YEG）は鳥取市の経済の発展・活性化に向けて様々な活動を行う経済団体です。

鳥取を盛り上げるため、多種多様な業種のメンバーが力を合わせて様々なプロジェクトを行っています。